ダメージのない白髪染め、少しずつ染まっていき、かつ美髪効果ももたらしてくれる白髪染めとして大人気の白髪染めトリートメントですが、使ったことがある人の感想では、賛否両論とハッキリ二分します。
なぜはっきりと賛否両論に分かれるのか、そこには髪質が大きく影響するからだと思います。
カラートリートメントは髪質によって染まり方や仕上がりに大きく違いが表れるからです。
基本、健康な太い髪質の方は染まりにくい傾向があるのですが、染まりにくいからと市販の二剤式などの白髪染めでせっかくの健康な髪を傷めるのはもったいないですよね!?

また、染めやすい髪質の方はすでにダメージを負っている状態かもしれないので、白髪染めトリートメントにプラスして髪や頭皮をケアしていく必要性もあります。

ここでは、白髪染めトリートメントが染まりやすい髪質と染まりにくい髪質の違いやそれぞれにおいてどうした解決方法やケアの方法をすればよいのか等をご紹介していきます。
目次
白髪染めトリートメントが染まりにくい髪質
白髪染めトリートメントは、髪の内部に染料をしみ込ませるために脱色剤を使って毛髪の表面を無理やりこじ開けるタイプの永久毛染料ではありません。
植物由来の染料を、表面にコーティングしながら少しずつ、徐々に染めていくものです。
ですから、一般的な白髪染めとは違ってどんな髪質でも染まりにくいのです。
ダメージを与えないだけに、満足できるようになるまでは、何度か使い続けないといけないのですが、何度染めても満足できない髪質の人も実際にはいるのです。
個人差があるので、仕上がりに差があるのは仕方ないのですが、何度染めても満足できなければ、白髪染めとして使う意味がありませんよね。
それが白髪染めトリートメントに対する不満として一番多いものです。
- 毛髪が太い
- パーマがかかりにくい
- 髪が健康でダメージがほとんどない
- もともと黒髪が濃い
このような髪質=弾力やツヤのある健康的な髪の人は、白髪染めトリートメントでは簡単には染まりません。
白髪染めトリートメントが染まりやすい髪質
染まりにくい髪質の人から見ると、白髪染めトリートメントでキレイに染まる人は羨ましいものです。
- 毛髪が細くて柔らかい
- ゆるめのパーマでもキレイにかかる
- 髪が傷みやすくダメージがある
- もともと髪が茶色っぽい
このようなタイプの人は、毛髪の表面のコーティングが開きやすいので、トリートメントタイプのカラーでも色が入りやすいのです。
そして傷みやすい髪質だからこそ、ダメージゼロで白髪染めできるトリートメントタイプはメリットを感じるのです。
染まらなくても諦めない!染めやすくする方法はある!
染まりにくい髪質は、髪の毛が健康であるがゆえに簡単に染まらないので、傷むことを恐れなくてもよい=トリートメントタイプにこだわる必要もないのでは?と、染まりやすい髪質の人は考えるかも知れません。
しかし、どんなに健康な髪質の人でも、何度も白髪染めを繰り返せば、髪も傷みますし、頭皮へのダメージも蓄積されるので、薄毛になる恐れもあります。
[chat face="傷んだ黒髪君03.png" name="傷んだ黒髪君" align="left" style="type2"]たった数本の白髪のために、ヘアカラーによる白髪染めを使い続ければせっかくの健康的な黒髪もこうして傷んでしまう...。もったいなくない!?[/chat]
せっかく健康な髪なのに、傷ませるのは避けたいですよね。
そこで、染まりにくい髪質の人でも白髪染めトリートメントで染めるコツをご紹介します。
乾いた状態で使用する
白髪染めトリートメントは、商品によって使い方が少し違いますが、一般的にはシャンプー後にタオルドライをして、通常のトリートメントと同じように塗って染めます。
染まりにくい髪質は、乾いた状態でしっかり塗布して、30分ほど長めにおいて洗い流すようにします。

染める前にヘアケア剤を使わない
髪の毛の手入れのために、ヘアクリーム、ヘアスプレー、ヘアオイルなどを使っていると、染料が付きにくくなります。
染める前には、髪の表面をコーティングするヘアケア製品はしっかり落としておきます。トリートメントやコンディショナーも染める前は使用しないようにします。
放置時間を延ばす
白髪染めトリートメントで白髪を染める際には放置時間が必要ですが、通常10~15分と説明書に書いてある場合には、倍の30分というように放置時間を延長してみましょう。
また、20~30度くらいの温度が染まりやすいと言われています。
放置する際にはヘアキャップを被ったり、ラップを巻くとカラー剤も定着しやすくなります。
髪質による白髪染めの悩みまとめ
白髪が気になる年齢になっても、髪の美しさを重視して白髪染めしたいと考える方には、髪にも頭皮にもダメージのない白髪染めトリートメントは理想的なものです。
ただ、反面どんな髪質でもキレイに染まるかといわれればそうではないのものもデメリットとしてあります。
髪の健康度で、染まりやすさが変わってくるのは、キューティクルの問題です。
白髪が染まりにくい健康な髪は、ウロコ状のキューティクルがしっかりと髪の表面を覆っています。
一方、染まりやすい髪質のダメージヘアは、キューティクルが普段から少し開いた状態になっています。
つまり、アルカリ成分の力があまりなくても、髪の内部にカラーリング剤が浸透しやすいのです。
染まりにくい髪質の人でも、使用方法を工夫したり、美容室での白髪染めと併用したりすることで、ダメージを最小限にしながら白髪をカバーすることもできるので、使い方を変えながらトライしてみてはいかがでしょう。